落下試験規格

ここでは、落下試験に関わる試験規格の一部を紹介します。内容は随時更新していきます。

包装貨物が流通過程で起きる振動、落下衝撃、圧縮に対する包装貨物の保護性を評価するための各種評価試験の試験条件を整理した規格。落下試験、振動試験、圧縮試験に関する試験条件が定められている。自社の物流条件の劣悪さ(レベル1(劣悪な荷役環境)~レベル4(安全に運ばれる環境))により、試験条件が異なる。

落下試験では、運ばれる貨物が人手荷役か、機械荷役であるかにより試験方法が異なる。

人手荷役の場合は、自由落下試験を行う。レベル区分と貨物の重量ごとに試験落下高さ(10㎏以下の場合、最大80㎝)を決める。落下方向は貨物の最も弱い角を起点とし、1角→3稜→6面の順序で試験を行う。

機械荷役の場合、片支持落下試験か、水平衝撃試験+自由落下試験のいずれかを選択する。

JIS Z0200:2013 包装貨物-性能試験方法一般通則

包装貨物落下試験を実施するための環境(インフラ含む)を規定した規格。試験方法は、自由落下試験、等価落下試験、片支持落下試験の3つがある。

自由落下試験の場合、落下面を構成する材料の質量は供試品の50倍以上、落下時の貨物の水平度は2°以内とするなどが規定。

等価落下試験は、衝撃試験機を用いて、衝撃台に3ms以下の短い正弦半波状の衝撃パルスを発生させることで、自由落下試験と同等のダメージを貨物に与えることができるとされる。このとき、入力する衝撃パルスの速度変化を自由落下試験の試験高さから設定することができる。

JIS Z0202:2017 包装貨物-落下試験方法

衝撃試験規格

ここでは、衝撃試験に関わる試験規格の一部を紹介します。内容は随時更新していきます。

製品が輸送中、荷役中または使用中に生じる衝撃事象を受ける機器について規定。衝撃試験は既定のピーク加速度、作用時間の衝撃パルスを製品に加える試験である。製品の劣化特性、脆弱部の特定や品質管理の目的で利用される試験規格。衝撃パルスのピーク加速度は5G~10000Gまであり、使用者が製品の特性を考慮して決定する。衝撃印可方向は3軸方向の正負の両方(=6方向)で試験を行う。

JISC60068-2-27:2011 環境試験方法-電気・電子-第2-27部:衝撃試験方法

製品自体の衝撃限界強度を把握するための試験方法。2種類の衝撃試験(許容速度変化試験→許容加速度試験)を行うことで、損傷境界曲線(ダメージバウンダリカーブ、DBC)が得られる。これにより、製品にどのような衝撃パルスが入力されると、不具合を起こすかが明確になる。DBCは製品設計の見直しや適正包装設計のために重要な指標となる。


JISZ0119:2002 包装及び製品設計のための製品衝撃強さ試験方法