緩衝包装設計の考え方

 包装による保護機能と経済性を両立する包装を、ここでは適正包装と呼称します。以降は、この適正包装の考え方について説明します。

適正包装の概念図

Fig.1  適正包装設計の考え方

 Fig.1 は適正包装の概念図であり、外力と包装の保護機能、製品の強さによって構成されます(本図はJIS-Z-0200付属書JAから抜粋)。
 外力とは 物流時に発生するハザードであり、トラック荷台振動や荷役時の落下衝撃の大きさを意味します。 ここで図中の矢印が大きいほど外力が厳しい、或いは強度が高いことを示しており、包装貨物(製品が包装された状態の貨物)の全体強度は、製品自体の強度と包装強度の総和で定義されます。このときの適正包装の条件とは、輸送ハザードレベルに対し、製品強さと包装の保護性に安全余裕を上乗せした状態であり、この場合において、包装保護機能と経済性が両立することになります。

 さらに、この概念においては、外力の大きさ、製品の強さ、包装の保護性は何れも可変と考えられます。つまり、より理想的な全体設計を考えるとき、 包装設計の最適化 だけでなく、 物流ハザードの低減製品強度向上の取り組み が必要となります。このように、3つの観点から総合的な取り組みを進めることで、トータルコストダウンが期待されます。

適正包装を実現するための4ステップ

 Fig.2は適正包装を実現するための4段階のステップであり、各ステップで利用する試験装置および計測機器とその目的を示しています。各ステップの詳細は個別に紹介します。

Fig.2 適正包装設計ステップ

Fig.2 適正包装設計ステップ


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